XTC EXTENDER 初演
- 2022.10.26 Wednesday
- 00:54
もっとも熱いチェロアンサンブル、Cello Ensemble XTC。
彼らのデビュー地である大泉学園で再始動!
新たなXTCのテーマ曲として委嘱されて書いた『XTC EXTENDER(エクスタシー・エクステンダー)』が初演されます。
チケット購入はこちら
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もっとも熱いチェロアンサンブル、Cello Ensemble XTC。
彼らのデビュー地である大泉学園で再始動!
新たなXTCのテーマ曲として委嘱されて書いた『XTC EXTENDER(エクスタシー・エクステンダー)』が初演されます。
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20225月18日、親友の竹岡智行氏と共同で、ブダペスト(ハンガリー)とリモートレコーディングを行いました。
時差もあり、日本時間の0:30から開始。
私の曲の持ち時間は30分弱とかなりタイト。
Audiomoversとzoomを駆使しつつ、通訳の方もお願いしてと心配はいくつもありましたが、最終的にとても良いテイクが録れたと思います。
色々と課題は残りますが、ものすごく大きな経験になりました!
自己プロモーション用、デモ音源として本格的なオケものを作りたい、と思っていたところに竹岡氏が声をかけてくれたので、本当に感謝です。
3分程度の短い曲ですが、お聞きください。
地球ドキュメンタリー系番組の音楽をイメージして作りました。
作曲 2日
譜面制作 半日
レコーディング 30分
動画制作 3日(笑)
です笑。
よかったらYoutube チャンネル登録もお願いします。
まだまだ少ないコンテンツですが、少しづつ充実させていきます。
" Wonder Planet "
Composition & Orchestration by Shunsuke ABE 阿部俊祐
本来ならば2020年3月に開催予定でした「21世紀の吹奏楽 第23回“響宴”」ですが、コロナ禍の影響で延期・中止と重なり、2年越しにCD収録・発売という形で5月20日に発売予定です。
(響宴事務局による発表はこちら)
私の作品《Le Grand》は、2022年3月13日に、神奈川大学吹奏楽部(指揮/中村俊哉様)の演奏で、さいたま市文化センター大ホールにてが収録されました。
響宴事務局の皆様、神奈川大学吹奏楽部をはじめ各演奏団体の皆様におかれましては、コロナ禍で本当に大変な状況の中、こうして形として発表していただけたこと、心より感謝申し上げます。
収録に立ち会いましたが、作曲家として一生心に刻み続けられる素晴らしい演奏でした…!
作曲家として一生心に残る素晴らしい演奏でした!
— 阿部俊祐 Shunsuke ABE (@abecompotrb) March 16, 2022
CD発売が楽しみです!
コロナ禍で大変な中、ここまで完成した演奏に仕上げて頂いた神奈川大学吹奏楽部の皆様、響宴関係者の皆様に心より感謝申し上げます。 https://t.co/eBRYR17ych
本作《Le Grand》は、私にとって初めての本格的オリジナル吹奏楽作品となります(編曲・教育的作品などを除く)。
私の故郷、秋田県秋田市にあるアトリオン音楽ホールの開館30周年記念委嘱作品として、およそ1年かけて作曲に取り掛かり、2018年の12月頭に完成しました。翌年1月に、秋田に縁のある演奏家と佐々木新平氏の指揮により同ホールで初演されました。
仏語によるタイトル「Le Grand」(ル・グラン)とは英語にするとThe Greatに当たり、「偉大な」や「大いなる」という意味にります(大いなる、と聞いて秋田県民ならピンとくる「ある楽曲」があるかもしれませんが、残念ながらその曲とは直接関係はないです笑)。
アトリオンでは開館30周年を記念し、秋田ゆかりの若き管弦打楽器奏者・総勢約50名による演奏会「冬の管」を企画致しました。約2年間の準備を経て、いよいよ今月19日(金)より県内各プレイガイドで販売開始致します。沢山お問合せを頂戴しておりますので、お早めにお求め下さい。 #アトリオン #吹奏楽 pic.twitter.com/Kuui5rdkzY
— アトリオン音楽ホール(秋田県) (@AtorionOngaku) October 3, 2018
アトリオンは、私が音楽に接するようになった小学校時代から大学進学で上京するまでの期間、音楽をする上で中心的なホールであり続けました。幾度も「演奏者」としてこのステージに上がり、幾度も「鑑賞者」としてホールの響きに包まれ、そしてこの開館30年周年という記念すべき節目に「作曲者」としてこのホールと関われたことは、言葉にできぬ程大きな喜びでありました。
30周年という輝かしい歳月に思いを馳せつつ、新たな「31年目の開演」を祝し、楽曲とホールが共鳴・共演することをイメージして同ホールの開演ベルが曲中に引用されています。初演時は実際にアトリオン音楽ホールで開演ベルを流しました。
なんとこの開演ベル、天野正道氏の作曲によるものです。
ちなみに天野氏と私は高校が同じなので、それも不思議なご縁でした!
さらにさらに、初演時の指揮、佐々木さんとも高校が同じです!
初演時はアトリオン音楽ホールだったので開演ベルをそのまま使えましたが、なんとこの度の響宴では・・・!?
続きはCDを聞いてのお楽しみ、ということで・・・笑
ブレーンYoutube ch. で、40秒だけ視聴できます。
どうぞCDをご購入いただき、お聴きいただければ幸いです。
初の吹奏楽本格デビューなので、吹奏楽界にどう受け止められるか若干緊張しております!
よろしくお願いします。
2021年9月27日にリリースされたFinale 27。
出たその日に早速、26からバージョンアップしました。
リリースノートはこちら
■ver.27で追加されたもの
もう20年近く、作編曲・出版・教育とあらゆる分野でFinaleをこき使い倒してきた私としては、今回の27のバージョンアップでは特記するほどの変更は正直ありませんでした。笑
26がリリースされた時、涙が出るほど喜んだ追加機能は、
でした。あれは本当に待望の神アップデートだったので、めちゃくちゃ喜びましたね。
それに比べ今回の27は、26の時程の衝撃はありませんでしたが、あえて注目ポイントをあげるとすれば
「3000近いフォント記号の大量追加」
ですかね。
公式案内によると、
SMuFL*に準拠した3,000個近い音楽記号を新たに搭載し、表現力を飛躍的に向上させると共に、記号の検索や作成に費やす時間を減らし、音楽制作に集中できるようになります。
(*スムーフル;標準音楽記号レイアウト。音楽記号を楽譜作成ソフトウェア共通のレイアウトに編成する包括的な規格)
とあり、今回のアップグレードの1番の売り出しポイントとして挙げられています。
スタジオレコーディングや、演奏会用オーケストラ向けの編曲等の商業音楽シーンに関しては、正直今までの記号ライブラリで充分でした。しいてあげるとすれば、打楽器用のイラストが増えているので、楽器やマレット持ち替え指定の際はよりスタイリッシュな譜面制作が可能かもしれません。
と言っても、商業音楽シーンでは譜面を作る側はとにかく時短しないとだし、演奏する側もぱっと見でわかる楽譜じゃないといけないんで、いくらイラストとかを入れたところで、結局文字説明は必要ですけどね。笑
テンプレートにあらかじめ入っている記号など。
木管
金管
ハープ
打楽器楽器
打楽器マレット
弦楽器
指揮者
……ん?
これは………!?
こういうことですかね!??
笑ったのは、指揮者用カテゴリーに入れられている記号なのに、パート譜にもしっかり反映されているところ笑
指揮者用の記号なんだから、スコアにだけでいいでしょ笑
(追記:指揮を見よ!という意味のパート用の記号でしたので、パート譜に反映されるのが正解)
以上が、テンプレートデータの強弱記号ツールにデフォルトで入っていたものの一部。
他に、公開リリースされた画像を見てみると、Finale maestro というフォントに大量に追加されてるみたいです。
それも一部見てみましょう。
こちらは、おそらく一番特殊記号を使う機会が多いであろう、現代曲の作曲・浄書シーンを念頭にした目線で。
まずは微分音
ちょっと待てぃ!
微分音ってこんなにあるんかい!!!!
続いて装飾記号
あーこれ!これは待ってました!
tr記号や回音、ターンの上下に臨時記号ついてるやつ!
これはいっつも自作したやつを使っていましたが、やっと来たか!って感じです。
(もしかして前からあった・・・?)
バロックあたりの装飾記号も増えてますね。
続いて、電子音楽などのミクスト作品の譜面などに使えそうな記号。
ふむふむ、って感じですね。
続いて、その他。
個人的に嬉しかったのは、これ↓
これ、今まで自作してたんですよ・・・
まあ一回作ってしまえばあとは楽なんですが、これを作るのはすごい苦労した記憶。
何に使うかというと、こういうところですね。
あとは、コダーイソルフェージュのハンドサインなど。
Fiなどの変化音がないのが残念。
他にもデフォルトのテンプレートがいくつか追加されましたが、テンプレはもう自分のやつがあるので、新規のものは今の所必要ないかな・・・すっごい数が追加されていますが、見ていません。
こんなところでしょうか!!
どうです?使えそうなものはありましたか?
■デザイン、見た目の変更
アイコンが今風になりました。
メイン・ツール・パレットのデザインも若干変更されています。
いままで「%」で表示されていたはずのサイズ・ツールが、大小の4分音符ロゴになってますね。
個人的には「%」のままのほうがわかりやすかったです。
■バグ?
・強弱記号が変に移動する
うまく表現できないのですが、強弱記号の位置を微調節しようとすると、なぜかおおきく位置が動いてしまいます。
(2021/9/29追記)特に、確実におかしいなと思うのは、強弱記号やリハーサル記号(スコア・パート譜リンク)をパート譜表示の時に動かすと、挙動がおかしくなります。
・アーティキュレーション記号入力で、スページングが狂う
例えば以下のような音があったとして、装飾音にスラッシュを入れたい場合、
いつものやり方ではアーティキュレーションツールで斜線を制作し、それを貼り付けていたのですが、
結果↓
スページングがなぜか崩れてしまうんですよねえ。。。。
これはなんとかして欲しい・・・。
次の改善への期待でも書きますが、Finaleって、装飾音符の斜線がいまだに「1音のみ」までしか対応してないんですよね。
画像のような2音以上のにも、一発で綺麗に斜線を入れられるプラグインを導入して欲しいです。
■今後のアップデートに対する期待・改善
ver.26で、アーティキュレーション同士やスラーなどの自動衝突回避が導入されました。
今後、強弱記号への同様の機能を是非入れて欲しいです。
音符への衝突は配置の数値をいじることである程度可能なのですが、アーティキュレーションへの衝突が煩わしい!
こんな感じで、アクセントとfがぶつかってしまう。
これを手動で直すの、めちゃくちゃ面倒なんですよね。
この辺はシベリウスに完敗、って感じです・・・。
これは私個人的に感じてることなんですが、アクセントのデフォルトの位置、音符にちょっと近すぎませんか?
タイとかがつくと、タイとくっついちゃいそうなほど近いです。
これも自分で数値いじれば簡単に離せるんですが、デフォルトの位置を見直してほしいですね。
例えば2分音符に < > の松葉を付けたくて、拍・音符に吸着する機能をONにしている場合、
ご覧の通り、見事に<>がくっついて横長の菱形みたいになってしまいます。
松葉同士の改善してほしいですね。。。
吸着機能自体は便利な側面も大いにあるので残してほしいですが、やはり衝突は避けてほしいものです。
■アップグレードの価値はあるか?
以上、新フォントなどを中心にv.27を見てみました。
やはり、ずーーーっと以前からある問題点として存在する
記号などの衝突回避
が、いまだにあるのがちょっと残念ですね。
反面、手動で自在に微調整できるのがFinaleのいいところでもあるのでなんとも言えませんが、衝突回避機能がON/OFFで使えるようになったら、これは神アップデートになること間違いなしです。
しかし、まだ1日程度しか使ってないのでなんとも言えませんが、ver.26より27の方が「ソフトが落ちにくくなった」気がします。
安定してきたんですかね?
(個人的感覚なのでわかりませんが。。。)
ver.27へのアップグレードをお考えの皆様へ。
私個人的には、
新しいフォントやテンプレートを試したい!
という方にはおすすめです。
現代曲の譜面などで自分で特殊記号を作るのが面倒で、フォント記号を駆使して浄書したい人はアリ。
ただし、フォント記号を使うデメリットは、大きさや長さ、幅、デザインなど、細かな調節ができないことです。
楽譜にぴったりあうような形の特殊記号は、やはり未だ自作するしかなさそうですから、27の恩恵はそこまで大きくないかと思います。
操作感については26からなんら変更なしです。
めちゃくちゃ大きな変更はありませんでしたから、それに15,000円出すのを躊躇するなら、今回のバージョンは見送ってもいいかもしれませんね。
ガイドブックも、26のものが通用するでしょう。
このブログでもたまに(といっても、数年に一回笑)Tipsを紹介していますが、それも27でも使えます。
おすすめのガイドブックは以下。